新世界より Хороший дневник 。

1日を振り返って書きおこすことで精神安定を謀っている。

6。YouKnowMe, 日常を綴ってみる

 

19時も過ぎてようやく、夕ご飯を作る気になってきた。

気分に乗るまでが早い日と遅い日は、ランダムにあって、今日は後者。

 

さて、僕は台所に立つ。ジョジョ立ちで立つ。嘘である。脚色。許して。

気分は曖昧なジョジョ立ちで、夕飯をどうしたものかと考える。

冷凍している…はずの…オムライス用の鳥の胸肉が、あるはず。半径50cm以内の冷凍庫に手を伸ばし無事発見。ついでに冷凍ご飯も発見。上の冷蔵庫には3分の1残った玉ねぎも。殆ど準備完了だと俺は思った。

やったね。

オムライス作ろう。

電子レンジに冷凍ご飯をセット、IHにフライパン設置、油ひこう…。料理をしているときに、次に何をしているかをイメージしながら、現在進行動作を進めるのだけれど、そう、イメージしたのは、狐色した玉葱にケチャップをかける自分。ケチャップ、切らしていたなぁ。買いに行くしかない、面倒だな。

 

ケチャップを買いに近所のスーパーへ到着した俺は、セール商品へ流し目を送り、そんな流し目は誰も受け取ってくれなかったが、ケチャップが置いてあるだろう棚付近へウォークアンドシーク。精神状態が微分すると0より大きいため単調増加していた謎の高揚感な僕には宛先など無い言葉妄想がふわふわ漂いがちだ。なんてことを考えていたらケチャップが見つからない。マジでハイドアンドシークかよ。はぁ。

 

無いと言っても有ったのだ。は?、格好をつけるな、説明しろ。はい。すいません。謝るな、需要が無い。はい…説明します、300gと800gのケチャップはあったんです……だけど500gのサイズは無くて…あ、はい、前者は100gあたり約60円で、後者は100gあたり約40円でして…。悩ましかったんですけど、在庫があるか確認しようと思いました。

 

隣の棚で陳列をしていた店員さんに僕は尋ねた、「あの、ケチャップ、ケチャップを探していて。あちらの棚に500gのケチャップが無くて、陳列棚で在庫は終わりでしょうか?」、怪しい日本語を使う大学生が尋ねた。

 

探してくださることになり、陳列棚前にて棒立ち待機。手元のiPhone7君が存在していたのを認めると同時に指紋認証で秒速鍵解除。うーん、癖。何かとね。メールを確認して、銀行電子口座を開く。そう、今日届いたCDを思い出したので。入出詳細欄からCDの値段だけ減っているのを確認し、しーくんCD、とメモを残しておいた。入出金額の下にメモできる機能があるので。

 

アプリの銀行電子口座を開く時、パスワードを打ち込んだ。ここはスーパーマーケット。監視カメラがそこらにあるだろう。最新のモノなら打ち込んだ文字が写ってしまう解像度なのでは、周辺機器ハッキングウイルスに感染していたら、少し怖かったが、妄想が過ぎただけだった。過ぎただけだったことにしよう。

 

この間、5分程。店員さんが若干の申し訳無さそうな表情を浮かべたので、察して、お礼を言う。800gにしようか500gにしようか。他製品という手もあるが、値段は安くは無いし、味は知らないなんて思いつつ。ケチャプ棚を上から下まで見つめたり眺めたり偶に目が合ったりしていたら、500gで298円のケチャップがあるじゃ無いか!しかも、この形状、見たことがある。恐らくではあるが、京大サイゼセブン沿いに北へ行くところのハンバーグレストランの各テーブルにあるケチャップだと思う。少しは顔なじみのヤツがグループワークに居る、第二外国語で見たことあるヤツと他講義で会う、みたいな気持ちが芽生えたので、キミに決めた。ウェルカムトゥー我が冷蔵庫。

 

少し機嫌が良くなった僕は、105円だったどん兵衛を何の気無しに買い物かごへ入れる。白ネギを入れる。塩サケを入れる。チョコとバニラの爽も入れたる。

 

帰路。20時は過ぎていて、少し憂鬱になる。

月が見える。昨日は綺麗な三日月だったな、今日は少し膨れたな、思う。

 

 

 

 

 

(の)       🍵

(み)       🍵     🍵

You know me.

 

 

2018-2-24-0:59